介護職の魅力を知ってほしい!

人手不足や低賃金、過酷な労働条件などで社会問題化している介護職だが、もちろん悪いところばかりではない。
この仕事が好きで、何十年も続けている人はたくさんいる。
それは、魅力にあふれた仕事だからだ。

特に人と接することや話をすることが好きな人にはこれ以上向いている仕事はないとさえ言える。
介護の現場で働いていると、お金を扱うことや営業のノルマに追われることはない。
しかも、利用者やその家族に感謝される。
高齢者の話は勉強にもなるし、知らなかった昔の話などを聞けることも少なくない。
また、人手不足であるがゆえに、仕事を選ぶことができるのも大きな魅力だ。
家事が得意なら訪問介護、車の運転が得意なら介護施設での送迎業務や介護タクシー。
レクリエーションで余興をすることが好きなら、デイサービスはうってつけだし、黙々と介護業務に勤しみたいというのであれば、老健施設や有料老親ホームなどで働く方法もある。

人手不足を逆に言えば、求人はあふれているわけで、その中から最も自分に合う介護職を見つけるといいのだ。
この仕事は、合わない人はすぐに辞めるが、ハマればとことん続ける人が多い。
確かに無資格だと給料は少ないが、かといって生活に困るほどではない。
今は処遇改善加算というものもあるので、加算を高く取っているところで働けば、その分給料にスライドされる。

だから、これほどやりがいがある職業はなかなかないと私は思う。
ぜひ、この魅力的な介護の仕事に、多くの人が注目することを願っている。