キャリアアップをしやすいケアワークの話

日常業務をこなしていれば、それなりのキャリアアップができるのが介護職の魅力だ。
他の業界では、資格を取得するためには学校に通わなければならないことも少なくない。
しかし、介護の世界では、働きながら上位資格を狙うことが可能だ。

例えば、介護福祉士についてだが、この職種は介護職員実務者研修を修了していれば、現場で3年以上の経験を積むことで受験資格を満たすことができる。
日数にすると最低900日だが、この条件をクリアしてしまえば、資格取得のチャンスが得られるのだ。
もちろん、受験資格を満たしていても本試験で合格点を取らなければ意味はないが、合格率は6割前後となっているので、努力さえしていれば十分に合格は狙えるだろう。

さらに、合格後に介護福祉士として現場で働き続けていると、ケアマネージャーの受験資格を得ることが可能だ。
ケアマネージャーもまた、資格を有していなければ出来ない仕事だが、介護業界でキャリアップを追求したいのであればぜひ目指してほしい。
ケアマネージャーは、利用者と介護サービスとを結びつける重要な役割であり、プロフェッショナルとして活躍できる職種だ。
直接的な介護業務とは一線を画すが、やりがいがある上に、事務作業がメインになるので身体的な疲労も軽くなる。

このような上位資格を取得しなければならない職種は、年収も上がるので、介護職=低賃金という懸念もなくなるだろう。
介護の仕事は働きながら資格取得が可能なので、将来的な見通しが立てやすく、努力の仕方が明確な業界だという特徴があるのだ。